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【Precious Memories】
今回、あるクライアントから1つの依頼を受けた。
『かつて住んでいたことのある場所にある歩道橋を探してほしい、
自分にとってとても懐かしい景色なので』という内容。
さっそくわが探偵事務所は調査にとりかかった。
ということで、これは単なる‘風景写真’ではない、
‘証拠写真’であり、これはドキュメンタリーである。

−五反田駅前−
6月某日午後3時、晴れ、気温30℃
JR五反田駅前の歩道橋より駅を眺める。
にぎやかで明るくごったがえしている。
これから桜田通り(国道1号線)を都営浅草線の
高輪台方面に向かって歩く。

―高輪3丁目の歩道橋より‘高輪台駅’方面―
五反田駅から高輪台駅間に歩道橋は1つも見当たらないようだ。
道路の拡張によって除去されたかあるいは、
もともと存在していなかったと思われる。
調査はさらに国道沿いを進めて、高輪3丁目に歩道橋を発見。

―反対側の景色―
さらに裏側の景色も調査。
この日は比較的車の通行量が少なく、閑散としている様子。
(片側4車線が宝のもちぐされでは…)
なんとなく整然とした印象を受ける。

―明治学院前の歩道橋―
車もマンションも横断歩道もやはり整然としている。
歩道橋横のコンビニエンスストアに、たくさんの人の気配あり。
学生風、年配者、親子づれ等。
道路の裏手は下町風の路地多し。
住宅地のもよう。

―反対側・白金方面を眺める―
学校、住宅地、街路樹など緑が多くてさわやかな景色。
正面に東京タワーも見える。
“これらはあるまぎれも無いある日の事実であり、確実にある一瞬の姿である。
この初夏のあるたった1日の写真から、長い間の時をさかのぼって、
喚起される無限の記憶が数多くあることを祈ります。”
以上が今回の歩道橋捜索の“調査報告書”です。
街のようす、季節感、時間、湿度、手触り、そして思い出も写す、という案件。
この証拠写真でご満足いただけたでしょうか。
それでは、わが探偵事務所は本日業務を終了させていただきます。
ありがとうございました。
(エンディングテーマ・スタート)
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